この記事では、特定技能で外国人を雇用できる建設業の「内装仕上げ」の業務内容の詳細情報や、「内装仕上げ」で使用する主な機械・設備・工具などの情報を解説します。その他、想定される関連業務や、使用する主な素材・材料についても掲載しています。
「内装仕上げ」の業務の定義
指導者の指示・監督を受けながら、プラスチック系床仕上げ工事作業、カーペット系床仕上げ工事作業、鋼製下地工事作業、ボード仕上げ工事作業、カーテン工事作業、壁装作業の作業に従事
「内装仕上げ」の主な業務内容
①下地の点検及び調整
②仕上げ材の選定
③内装仕上げ材の採寸、割出し、割付け及び墨出し
④壁下地・天井下地の組立て
⑤天井・壁・床の仕上げ
想定される関連業務
①施工材料、施工用機材等の揚重・運搬
②各種図面の読図作業
③足場・構台・桟橋等の架設
④作業工程管理(工程管理、器工具の保守・管理、材料・資材管理、機械のメンテナンス)
⑤各種揚重運搬機械の運転
⑥玉掛け
⑦その他、内装仕上げ業務の実施に必要となる安全衛生作業(点検、整理整頓、清掃等)
使用する主な素材・材料
ビニル系シート、ビニル系タイル、接着剤、振れ止め、補強材、プライマ、ワックス、目地処理剤、ノンスリップ、押え金具等の付属材、だんつうカーペット、人工芝生、グリッパ、フェルト、吊りボルト及びハンガ、クリップ、野縁、タッピングネジ、ナット、スタッド、ランナ、スペーサ、石膏ボード、化粧吸音板、ワンタッチビス、見切り縁材、カーテン生地、カーテンレール、カーテンボックス、開閉及び昇降用装置、壁紙、錆止め剤、コーキング剤、 等
使用する主な機械・設備・工具等
スケール、千枚通し、ケレン棒、くしごて、星突き、へら、刷毛、ハンドローラ、スクレーパ、チョークリール、玄能、脚立、グラインダ、かんな、トーチランプ、電気ドリル、エア・コンプレッサ、タッカ、コンパス、ボードやすり、ハンドサンダ、下地調整器具、下地乾燥度測定器、割付用器工具、採寸工具、接着剤塗布器工具、圧着工具、溶接器工具、加熱器具、切断用器工具、敷込み用器工具、補助器工具、高速切断機アーク溶接機、電動工具、カーテン縫製用ミシン(本縫いミシン、掬い縫いミシン、ロックミシン、自動ひだ縫いミシン等)、縫製用ミシン付属品、裁断機プレスアイロン、検品機、形状安定装置、電動ドライバ、ハンマ、接着剤塗布用機械、切断(裁断)用機械、仕上げ用器工具、加工用加熱器工具、設備及び補助器工具、その他の器工具
まとめ
特定技能で雇用できる建設業の業務区分は11種類あります。ここでは「内装仕上げ」に注目して解説してきました。
特定技能の中でも建設業は制度が複雑です。正しい制度理解に本記事をお役立ていただければ幸いです。