こんな疑問に答えます。
「ホームページを作って記事を書いているけど、グーグルで全く上位表示されないからアクセス数が伸びない。もちろん集客にも繋がらない」。こんな方が非常に多いです。
当事務所のホームページは運営1年半で、今でこそ月に3万PVのアクセス数があり集客にも役立っていますが、SEO対策を意識していなかった初めの半年ぐらいは1日のアクセス数が50PV以下という日が続きました。
そこでこの記事では、初心者でもホームページから集客できるようになるSEO対策の基本知識から、意識するべき士業向けのSEO対策を具体的に解説しています。
この記事を読んで実践すれば、自分の書いた記事のアクセス数が順調に増え、ホームページを作った本来の目的である「集客」がホームページを通してできるようになります。
SEOとは?
SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略語です。
簡単にいうと、グーグルやヤフーを使って誰かが検索をした時に、自分のホームページやブログを検索結果の上位に表示させるための様々な対策のことです。上位表示されるかは、検索する人が入力する「検索キーワード」を基準に考えます。
ですから士業のSEO対策では、「○○ 料金」や「○○ 申請」のように自分の集客したい業務に関連した検索キーワードで上位表示を狙って対策をする必要があります。
SEO対策のメリット
士業事務所を運営する上でのSEO対策には以下のようなメリットがあります。
集客以外の自動収益については以下の記事で紹介しています。
≫【自動収益】士業のホームページを使って収入をアップする3つの方法
SEO対策のデメリット
士業事務所を運営する上でのSEO対策には以下のようなデメリットがあります。
検索エンジンのシェア
スマートフォンやパソコンで何かを検索をする場合、日本ではグーグル・ヤフー・Bingといった検索エンジンが使われています。2020年9月時点の検索エンジンのシェアは以下の通りです。
上記から分かるように、グーグルとヤフーで9割を超えています。ヤフーはグーグルの検索エンジンを借りているだけなので、ヤフーの検索結果はグーグルと全く同じになります。
つまり、グーグルの検索結果で自分のホームページが上位表示されればヤフーでも上位表示されますから、SEO対策はグーグル向けに行えば十分ということです。
SEO対策で重要なこと
SEO対策には大きく分けて「内部対策」と「外部対策」があります。
内部対策とは
ホームページ内部の対策です。内部対策には以下のようなものがあります。
このぐらいの内部対策を行えば十分です。特に1〜4が重要です。
外部対策とは
外部対策とは、自分の書いた記事のURLを他人のサイト内にリンクとして貼ってもらうことを指します。
基本的には「役立つ記事」や「独自性の高い記事」を書いていれば自分の記事へのリンクを誰かが貼ってくれる可能性は高まりますが、内部リンクと違い自分でコントロールできるものではありません。
自分でできる対策として、お付き合いのある士業事務所のホームページにリンクを貼ってもらえるようお願いしたり、ホームページのリンクを貼ってくれる士業用のポータルサイトに登録する等が考えられます。
また、自分の手持ちの別サイトからリンクを貼ることも有効な対策です。
意識するべき士業向けのSEO対策
士業事務所のホームページを上位表示させることは難しくないです。理由は、しっかりとしたSEO対策をしているホームページが少ないからです。つまり、ライバルが弱いということです。
ホームページすら作っていない士業事務所もまだまだ多いですし、とりあえず作っただけのようなホームページもたくさんあります。
こういった状況ですから、SEO対策を意識してホームページを作っていけば自分の専門業務に関わる検索キーワードで上位表示を狙っていくことは今からでも十分可能です。
上記で紹介した内部対策と外部対策以外で、士業向けのSEO対策で意識するポイントには以下のようなものがあります。
意図したキーワードを狙う
士業事務所のSEO対策では「どんな検索キーワードで上位表示を狙うか」が最も重要です。
まず、事務所のホームページで上位表示を狙う検索キーワードをピックアップします。
検索キーワードのピックアップ後に、各検索キーワードの「検索意図」にあった内容の記事を書いていく流れになります。※「検索意図」は、その検索キーワードで検索した人の疑問(知りたいこと)です。
つまり、狙った検索キーワードの検索意図に対する「答え」を記事内でしっかり説明するということです。
業務ごとに特化サイトを作る
専門業務が複数ある士業では、「業務ごとに分けてホームページを複数作る」こともSEO上有効な方法です。
行政書士を例にすると、「許認可業務」「外国人の在留資格業務」「車庫証明業務」といった具体に、業務ごとに別々のホームページを作るということです。
ホームページを分けることで、ホームページを見る人が自分の知りたい情報にたどり着きやすくなります。また、グーグル目線でも特定の業務について専門性の高いホームページという評価を受けやすくなります。
新情報は積極的に発信する
新しい法令や法令が改正された場合などはチャンスです。なるべく早くそのことについての記事を書いて公開することをオススメします。
こうすることで、書いた記事が上位表示されやすくなり、時間が経過しても記事の内容が良ければそのまま上位表示され続けます。
実際に当事務所でも、特定技能という外国人の新しい在留資格がスタートした直後に書いた複数の記事が、現在でもグーグルの検索結果で上位表示されています。
行政書士向けの具体的なSEO対策記事
「在留資格」や「建設業許可」などの業務に関連する検索キーワードの選定方法や、「【業務歴10年】建設業許可の取得に必要な5つの条件を解説します!」といった検索者の目を引くページタイトルを付けるコツを以下の記事で紹介しています。よろしければこの記事と併せてご覧ください。
≫「行政書士」向けの具体的なSEO対策【上位表示する基本5つ】
また、「これからホームページを作る」という場合は以下の記事も参考になります。
≫【失敗しない】士業のホームページ作成【費用別に3パターン紹介】
まとめ
SEO対策で最も重要なのは、「狙い通りの検索キーワードで記事を上位表示し、検索者の疑問を記事単位かホームページ単位で解決する」ことです。
1つの記事内で解決できるものは1記事で、情報量が多いものは複数の記事を使って検索者の疑問を解決します。複数の記事を使う場合は、記事と記事を適切な内部リンクでつなげてあげる必要があります。
要するに、自分のホームページ内の記事を見た検索者が、自分のホームページ内の記事だけで満足して検索行動を終えるようなサイト設計にするということです。