育成就労制度の試験情報※試験問題の内容は?

育成就労制度の試験情報についてご紹介します。

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育成就労制度で就労する前に合格が必要な試験

育成就労制度では、「就労を開始する前」に日本語能力A1相当以上の試験(日本語能力試験N5など)の合格が必要です。ただし、試験の合格に代えて「必要な講習の受講」でもよいとされています。

育成就労制度で就労した後に合格が必要な試験

育成就労制度で就労を開始した後は、以下の場面に応じた試験の受験や合格が必要です。

育成就労開始後1年以内

育成就労外国人を受け入れた企業は、受け入れ後1年経過時までに「技能検定試験の基礎級」と「日本語能力試験N5等」を外国人に受験させる義務が発生します。

「受験される義務」ですから、試験に合格することまでは求められていません。

育成就労で転籍したい時

育成就労で転籍をしたい場合は、「技能検定試験の基礎級」と「日本語能力試験N5等」の合格が必要となります。また、転籍できるのは今まで就労していた業務区分と同じ業務区分が条件となります。

育成就労から特定技能1号に移行したい時

育成就労から特定技能1号に移行したい場合は、「技能検定3級または特定技能1号評価試験」と「日本語能力試験N4等」の合格が必要です。

育成就労制度で登場する試験の内容や問題

育成就労制度では下記の試験が登場します。

  • 技能検定試験の基礎級
  • 技能検定試験の3級
  • 特定技能1号評価試験
  • 日本語能力試験N5
  • 日本語能力試験N4

技能検定試験の基礎級と3級

技能検定試験の基礎級と3級(随時3級)は、技能実習制度で登場する試験と同じです。

基礎級→随時3級→随時2級の順に難易度が上がります。

基礎級基本的な業務を遂行するために必要な基礎的な技能及びこれに関する知識の程度
随時3級初級の技能労働者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度
随時2級中級の技能労働者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度

特定技能1号評価試験

特定技能1号評価試験は特定技能制度で登場する試験です。

試験の難易度は職種によって様々ですが、「従事しようとする業務に必要な相当程度の知識または経験を必要とする技能がある」というレベル感です。

日本語能力試験のN5とn4

日本語能力試験はN1~N5の5段階に分かれています。

N5が一番難易度が低く、N1が最高難易度です。

N5基本的な日本語をある程度理解することができる
【読む】
ひらがなやカタカナ、日常生活で用いられる基本的な漢字で書かれた定型的な語句や文、文章を読んで理解することができる
【聞く】
教室や身の回りなど、日常生活の中でもよく出会う場面で、ゆっくり話される短い会話であれば、必要な情報を聞き取ることができる
N4基本的な日本語を理解することができる
【読む】
基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を読んで理解することができる
【聞く】
日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる
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